光くん31歳のお誕生日おめでとうございます。
これは光くんという存在に魂を救われた私が、どうしても光くんに「おめでとう」と「ありがとう」を伝えたくて、書いたお手紙です。
ある日突然、深いそれは深い深い落とし穴に落ち、私の世界はいっぺんに色を失った。
真っ暗で前も見えなくて苦しくて。仕事も不義理な形で辞めるしかなく、絶望という言葉だけがのしかかってきた。
どうして私にこんなことが、私がどんな悪いことをしたというの?日々努力してきたことも見てくれない神様なんて要らない、そもそもいないんだ。
笑って暮らす人が妬ましく全てを恨み自分を卑下し、明日すら見えない今日に脅えずっと俯いてただ泣くしかなかった。
誰にも言えず真っ暗な穴の中で泣いて泣いて…身体の中から水分が無くなるんじゃないかと思う程泣いた。落とし穴に落ちる前、らじらーに送った私のメール。「こんばんわっふぉい!」と言って話を弾ませてくれた貴方の声を何百回聞いただろう。聞く度に泣き、ブログが来ればまたその優しい存在に涙した。
見る間に体重が落ち、呼吸することすら面倒に思えた時もあった。
そんな中でもライブの当落日はやってきた。
浮き浮きしながら申し込んだ日が遠い昔のよう。
こんな落とし穴に落ちた私はきっと神様にも見放されてるから当たらない。当たっても行く資格はない、こんなことになった私は貴方に会ってはいけないんだと思った。
当たってた。
これまで強かった娘達の名義を差し置いて、いつも存在価値の危ぶまれる程だった自名義だけが今回に限ってこんな時に限って、効力を発揮した。
神様はやっぱりいた。光くんもいた。
暗い落とし穴の中にいても見つけてくれたんだと思ってまた泣いた。
今もまだ深い落とし穴から抜け出せた訳ではないし、抜け出たとしても一生このヒリヒリした傷と付き合って行くんだと思うと怖くて足がすくむ。
でも暗い穴の中で少しだけ前を向いて無理にでも笑っていいのかなと思えるようになったし、生きていてもいいのかなと思うようになった。
このチケットは貴方から貰ったと思ってる。前を向きなさい、もう一度生き直しなさいと貴方にも神様にも言われてる気がした。
貴方がくれたチケットで貴方だけに逢いに行く。
「救ってくれてありがとう」を30歳最後の日の光くんに伝えたい。
そして光くん、31歳のお誕生日おめでとうございます。
暗い穴の中にいた私は、貴方に2年ぶり逢った今、どんな気持ちでいるのだろう。
真っ暗な落とし穴から少しは這い上がれたのかな。
光くんはやっぱり私の”ひかり”だった。
実際の貴方の事は何一つ知らない。
私の見ている貴方は、"八乙女光"という人にアイドルのフィルターをかけた何ミリかのカケラだ。
でもその小さなカケラは何十、何百もの多面体になっていて、いかなる時もキラキラ輝きながら私の心に色をつけてくれる。
そして闇の中にいる私にも一筋の”ひかり”を落として救ってくれたんだ。
光くんありがとう。
光くんの晴れやかな31歳のお誕生日に全くもって相応しくない暗い文面でごめんね。
けれど、伝えたい。
光くん、生まれてきてくれてありがとう。
自分に厳しくストイックで、いつだって前向きでありたいと自分を律する人。周りの人には笑って欲しい人だし、辛い事が沢山あってもそこは決して見せたくない人だから、その裏側を探るような事は言って欲しくないかもしれないけど…それでも先の見えない険しい山を登り続けるような張り詰めた世界で今も生きていてくれてありがとう。私と出会ってくれてありがとう。
これまでもこれから先も、一生触れることも交わることもない人に、私の人生最大にして最強のピンチを救う”ひかり”を貰う人生があるなんて、思ってもみなかった。家族でも友達でも恋人でもないし、直接慰めてくれる訳でも手を差し伸べてくれる訳でもないけれど、私にとってあの時の貴方は確かに「救い」という存在で私の中に深く深く居てくれた。
好きな所が沢山ある。
伝えたかった事も沢山ある。
だけど今は、「救ってくれてありがとう」の一言に尽きる。私は今日も生きているよ。絶望しかなかったあの日の私をこの世に少しずつ戻してくれてありがとう。
貰ってばかりの幸せにどうすればお返し出来るのか、何をどう願ったなら光くんの幸せに行き着くのか皆目解らないけど、宇宙一光くんが幸せになって欲しいと心からいつも祈ってます。
31歳も充実感というお砂糖をたっぷりまぶした甘く濃密な1年になりますように。
努力が報われ才能を讃えられ生き方が認められ、公私共に貴方だけの人生を貴方だけの色で染めていけますように。
愛とか優しさとか希望とかホワホワしたものや幸せなワクワクが貴方の上に沢山舞い降りて、理不尽な苦しみや辛い出来事は落ちてきません様に。
沢山美味しいものを食べてよく寝て心身共に健やかに、そして優しい人達の愛に包まれてずっとずーっと幸せな顔で笑っていてね。
人生とはままならない。生きる事って、もしかすると喜びより苦しみや悲しみの方が多いのかもしれない。
それだとしても、私はリセットされ色のない真っ暗になった自分の世界にもう一度色をつけていく。光くんが最初に色を落として背中を押してくれたから。そこにまた更に色を足していくんだ。
私の人生はこれからまたカラフルになる。
そしていつか、光くんが私の温かで確かな道しるべであるように、私もまた暗い落とし穴から出て貴方が望むような「素敵で綺麗な道しるべ」になれますように。
31歳の八乙女光くん、お誕生日おめでとう。
これからもずっとずっと大好きです🍎
(2021年12月1日 二年ぶりに光くんに逢いに行く朝に…✐☡ ⋆*)